防衛省では沖縄県宮古島市において、防衛施設を設置すべく2つの候補地を対象に検討を進めて来ておりましたが、この度その対象を9ホールのパブリックゴルフ場である、千代田カントリークラブに絞った事を明らかにしました。かつて対象となった大福牧場(だいふく ぼくじょう)は、除外されたとの事です。
国際法をも無視し海洋進出_拡大路線を続ける中国に対し、日本は自らの西南海域を防衛すべく、その体制構築を緊急事態として取り組んでいます。そしてそのステージは、今まさに新たな段階に入ったのです。これは今年2017年1月の同市長選において、自衛隊受け入れを前向きに表明していた下地氏の3選が、なによりも大きな追い風になったと言えます。
現在同ゴルフ場では営業を継続させているものの、防衛省による当該用地の測量を終了しており、残された手続きは同ゴルフ場経営者と防衛省による売買契約です。当該ゴルフ場経営者の関係者によれば、国や自治体の方針に沿った形で進展させて行きたいと語っており、同経営者は協力姿勢を貫くものと思われます。
当該ゴルフ場が将来防衛施設へ生まれ変わった場合、宮古島市に残されたゴルフ場は4コースとなります。ゴルフ人口の減少と共に疲弊する地方のゴルフ場は、ゴルフ以外の新たな事業形態を模索しつつ今日に至っておりますが、当該ゴルフ場の様に社会貢献の結果として、変化していくケースもある事を、記憶に留めておく必要があるのではないでしょうか。