2017年4月21日(金)静岡県の川奈ホテルゴルフコース富士コースで行われたJLPGA第8戦『フジサンケイレディスクラシック』の初日、選手の打った打球がギャラリーの男性にあたる事故が有りました。
10時30分に1番ホールからスタートした第21組の比嘉真美子選手(23歳=フリー)が、5番パー5ホールに入りその2打目を打つと、打球は左に曲がってしまいました。比嘉選手とキャディーは大声で『ファー』と叫びギャラリーへ注意を促すも、ボールは200ヤード先、ギャラリーロープ外に居た男性の頭部を直撃してしまったのです。
愛知県から観戦に来ていたその男性は、知人との会話に夢中で、ボールの飛来には気付かなかったとの事です。ボール直撃により右前頭部から出血した男性は、静岡県伊東市の病院へ救急搬送され四針を縫う手術を行い、CT検査を行うも外傷以外頭部の異常を確認出来なかった様です。
この事故により動揺してしまった比嘉選手ですが、競技委員よりプレーを続行する様促され、当日1アンダー35位タイにてホールアウトしました。同選手によれば打球のあたった男性の事が気がかりで、プレーの事は『何も考えられなかった』とコメントしております。
打球事故はまれではあるものの起り得る可能性が有る事から、トーナメント関係者は常にボールの行方に付いて目をそらさない様、ギャラリーへは入場時の配布資料などで注意喚起しているとの事です。尚、この度の事故に関する男性の治療費は、大会側が負担するとの事です。