霞ヶ関カンツリー倶楽部は女性正会員受け入れへ細則変更

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 埼玉県の霞ヶ関カンツリー倶楽部(以下KCC)は2017年3月20日臨時理事会を開催し、女性が正会員となれる事を全員一致にて決議し、即日施行しました。倶楽部細則に於いて、正会員は男性としていた文言・条件を削除したのですが、現在在籍している1,245名の正会員に欠員が発生した場合、当然その補充対象者に女性が含まれる事になりました。

 KCCに於けるこの度の細則変更は、当該ゴルフ場が2020年東京五輪の開催コースとなっている関係から、国際オリンピック委員会より男女平等をうたったオリンピック憲章と、当該倶楽部細則の整合性を求められていた事によるものです。倶楽部細則の変更は会員総会を開催する事無く、理事会決議にて可能である事から、この度の決議となりました。

 この度のKCCによる女性正会員受け入れと言う英断により、2020年東京五輪ゴルフ会場問題が大きく前進する事になりました。これにより今後当該ゴルフ場が、五輪会場として相応しいのか否かと言う根本的問題は、少しづつ声を潜めて行くものと思われますし、後ろ向きの話題よりは如何に日本人選手が活躍出来るかと言う、前向きなテーマが多くなっていくものと思われます。