松山英樹選手ツアー4勝目達成_フェニックスオープン2017優勝

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 2017年2月2日から5日までの4日間、米国アリゾナ州スコッツデールのTPCスコッツデール_スタジアムコースで開催されましたWaste Management Phoenix Open2017(以下フェニックスオープン)は、日本の松山英樹選手が優勝しました。自身ツアー通算4勝目を飾ると共に、日本人選手最多数勝利を数える事になりました。現地時間5日夕方5時少し前、日本時間6日朝9時少し前の勝利です。

 松山選手は初日6アンダー・2位タイと幸先良いスタートをきったのですが、いわゆるムービングデーと言われる3日目に3アンダー・トータル12アンダーとして、上位陣が大きくスコアを伸ばす中で、今一つながらも何とか最終日に優勝争いが出来そうな位置で、踏みとどまる事が出来ました。この日トップに立ったのは、韓国のByeong Hun An(アン ビョンホン)選手でした。トータル16アンダーとして松山選手に4打差を付け、最終日を迎える事になったのです。

 最終日アン ビョンホン選手が失速する中、優勝争いはノーボギー・5アンダーとしてスコアを伸ばした松山選手と、同じく最終日に7アンダーをマークしたWebb Simpson(ウエブ シンプソン)選手に絞られ、共に17アンダー1位タイでホールアウトしたのです。

 プレーオフは4ホールにも及び、最後にバーディを取った松山選手に軍配が上がりました。昨年同様に又してもプレーオフを勝ち抜きました。同大会連覇です。

 松山選手と共に参戦した石川選手は初日3アンダー18位タイと好位置に付けるものの、2日目ドライバーショットの不安定さから3オーバーとなり、76位タイとして予選落ちしてしまいました。石川選手はこの度の出場で同大会5度目となるのですが、一度も予選を通過していない、ある意味相性の悪い大会となっております。

 同大会は、他のトーナメントで見る事の出来ない娯楽性の高いものとなっており、特に16番のショートホールは、ティーングランドを囲むようにスタジアム形式のスタンドが設置されており、約2万人のギャラリーを収容出来ます。ここでは常に歓声が止む事無く、プレーヤーがショットしようがおかまいなしです。時にはプレーヤーが(もっと盛り上げてくれ)とばかりに、催促する様な場面も見受けられます。

 (プレー中はお静かに)なるプラカードを見る事も無く、まるでお祭りです。ちなみに来場者数も桁外れで有り、1991年開催時には期間中を通じて約36万人のギャラリーがつめかけたのですが、2016年の昨年は約61万8,000人を記録しております。