疲弊する地方のゴルフ場(酒田カントリークラブ)

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 山形県の酒田カントリークラブを経営する(株)庄内東信グリーンビジネスは、2012年1月27日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日、破産開始決定を受けました。申請代理人は岡伸浩弁護士、破産管財人には新千代田法律事務所(TEL 03-3239-5360)の武田昌邦弁護士が、選任されております。

 同社は慢性的な赤字体質を脱する事が出来ずにおり、それに追い討ちをかける様に、2011年3月11日東日本大震災が決定打となり、昨年一年間の集客数は13,000人だったとの事です。

 昨年2011年11月においては、同じく山形県内において、朝日CCが破産手続き開始決定を受けており、県内17コースの内2コースが立て続けに法的整理に入りました。同社のゴルフ場事業継承者探しも、困難を極めているとの事で、ゴルフ場事業がビジネスとして成り立ちづらい現状を、視てとる事が出来ます。

 倒産する地方のゴルフ場に対する現状認識として、単なる造りすぎたものへ市場経済の調整で有るならばともかくも、構造的な問題であるならば、如何ともしがたいと言わざるを得ません。