(株)アコーディア・ゴルフは2012年6月26日に、埼玉県のおおむらさきゴルフ倶楽部を取得した事を明らかに致しました。おおむらさきゴルフ倶楽部を経営するピーエスアール武蔵(株)の全株である282,000株を、(株)アコーディア・ゴルフは子会社の(株)アコーディア・AH12を通じて、所有者であるパシフィックスポーツアンドリゾーツ(株)より取得しました。
時系列的には2012年6月12日に株式譲渡契約を締結しており、この度の株式譲り受けと成ったのです。(株)アコーディア・ゴルフは各コースの収益状況を鑑みて、手放すものと新たに仕入れるものの入れ換え、組み換えを通年戦略的目標に位置づけており、この度のゴルフ場取得もその一環で有ったと言えます。
又、同日(株)アコーディア・ゴルフは東京都の相武カントリー倶楽部を取得する予定である事、2012年8月23日に譲り受ける契約を6月26日に締結した事も合わせて発表しております。遂に念願の首都圏に於けるゴルフ場を、(株)アコーディア・ゴルフは手に入れる事に成ったのです。この度の2案件をめぐる攻防は、昨年より水面下でかなり激しい動きが有ったと聞いておりました。
事、相武カントリー倶楽部に関しては有名どころのゴルフ場経営会社を含めて30社ほどが、手を上げてきており各自資料分析に当った様です。相武カントリー倶楽部は立地の良さもさる事ながら、借地は殆ど無く年間約5万人の集客力が有り、客単価は1万円と言う状況だったと思います。会員の預託金額は20万円~50万円近辺に集中しており、数百万円の高額預託金所有者は10数名の方のみで、預託金総額は7億円前後では無いかと思われます。
多くの購入希望企業が指した金額は、売り手側希望金額とはかけ離れたもので有り、まして売り手側の関係者を納得させ得るものでは無かった様です。今年のゴールデンウイークを境に、(株)アコーディア・ゴルフが売り手側の条件に歩み拠った内容で、突如交渉が進みだし今日に至った様です。