新潟県の湯田上カントリークラブを経営する新栄総業(株)の再生計画案は、2012年8月22日の債権者集会において、可決要件を満たし可決致しました。再生計画案は、1、会社案 と 2、債権者案の2案が、地裁へ提出されておりました。可決されたのは会社側案で、翌8月23日には東京地裁より認可決定を受けております。
その再生計画案の骨子は、下記の通りです。
- 自主再建。
- 現在の資本金4億円を全額消却する。
- 新たに4,000万円を増資し、現株主へ現所有割合に応じて、割り当てる。
- 現株主である(株)テック新東と櫛谷組は、会員権の預託金を除く再生債権の全額を免除する。
- 1,000万円未満の預託金額を有する退会会員へは、その5%を一括弁済する。
- 1,000万円以上の預託金額を有する退会会員へは、その3,5%を一括弁済する。
- 継続会員は、預託金額の5%を10年据置の新預託金とする。
対抗する再生計画案を提出していたのは、債権者でもある新潟運輸(株)でしたが、事業譲渡型の提案で弁済率も高い事が注目されました。しかしながら、再生計画その終結が、認可決定確定後更に10年もの期間を必要とする点について、債権者は難色を示した様です。
この度可決された再生計画案は、9月下旬に認可決定確定するものと思われます。