静岡県の太陽カントリークラブを経営しております(株)太陽カントリークラブは、2012年10月24日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けました。負債は約52億700万円であり、その内会員の預託金は約35億円です。
この度の破産事件は2012年9月7日に当ゴルフ場の地権者より、(株)太陽カントリークラブが破産を申し立てられていた事に拠るものです。尚、会員権の名義書換に付いては、10月20日より停止になっておりました。
当該会員権は長らく低迷、低空飛行を続けておりました。会員になる事の魅力が薄い為に、入会希望者が少なかったと言えます。この事から会員権業界全体を通じても、取扱件数は少なかったと思われます。しかしながらこの度の突然の名義書換停止、破産手続き開始は、情報が少なかっただけに戸惑ってしまう関係者も居られる事と思います。
少なくとも9月7日時点で第三者より破産を申し立てられた時点で、予断を許さない状況なのですから、会員権の名義書換に付いては、近い将来停止になる可能性が有る事を、理由はともかくも告知すべきだったのでは、無いでしょうか。
無為無策の姿勢が垣間見られ、その体質が今日へ至ったのであれば、至極当然の成り行きであり、結末の様にも思えます。多くのゴルファーを迎え入れて運営されていたゴルフ場が、ある日突然破産とは如何に機能不全に陥っていたかを、如実に物語っております。
破産管財人北秀昭弁護士(北・望月法律事務所、TEL 03-3509-1616)は、スポンサー探しを行い運営を継続して行くとしております。