今秋犬山カンツリー倶楽部による新たなる挑戦が開始されました。愛知県の犬山カンツリー倶楽部は、2012年10月2日より会員権の売買システムを一新して、8月25日より停止していた名義書換を再開致しました。その新たなるシステムとは、倶楽部が直接売買に関与する事です。
例えば売却を希望する会員は、直接倶楽部の仲介センターへ、売却希望を出します。金額は一律140万円で取扱手数料として、会員は10万円を支払いますので手元には130万円が残ります。この仲介システムにおいて、倶楽部側は売却希望案件を無条件、無差別に買い取る訳では有りません。あくまでも買い手が現れて、購入・入会に関するお話しが、まとまった場合にのみ実行されます。そしてこの買い取りに会員権業者が関与する事は一切出来ません。
倶楽部への入会希望者は仲介センターか或いは愛知、岐阜、三重、静岡の各県会員権業者へ会員権の購入希望を出す事で入会の手続を進められます。この場合の会員権価格は140万円、名義書換料が消費税込みで126万円、都合仕上がりは266万円と言う事に成ります。
一見自由主義経済の本質を逸脱した様なシステムを構築した背景としては、特定の会員権業者による、不当な会員権買い取りの実態が有った様です。特定の会員権業者による行為を、市場より締め出したかったと言うのが本音の様です。尚、同ゴルフ場は名鉄グループの一員であり、同グループの旅行・レジャー部門に位置付けられております。