2016年より長尺パター使用制限へルール変更か?

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 2012年11月28日(日本時間29日)に、ゴルフの総本山であるイギリスのR&AとアメリカのUSGAは、長尺パター使用に関するルール変更を提案致しました。両組織は提案と言う形式でルール変更を示唆しており、それはゴルフ界の反応を見てみたいと言う思惑からのようで、実際には2016年1月のルール改正へ、盛り込まれる可能性が高いとの観測がもっぱらです。

 ではその新しいルールとは、どの様な内容なのでしょうか?それは使用方法に付いてです。中尺、長尺パーターの柄を、腹部、胸或いは顎などで固定した使用方法を、固定しないで使用する方法へ変更するものです。要するに物理的支点を作らずにストロークするのであれば、中尺であろうが長尺で有ろうが、問題は無いようです。

 従来からのパーターの長さは、33から34インチを標準にして、作成、使用されて来ました。この度ルール変更の対象と成っている中尺、長尺パーターは、1980年代後半には知る人ぞ知るパターとして存在したのですが、視力の衰えたシニアプロが多く使用する様になった2000年以降は、シニアプロの代名詞の如く、多くの試合で見かける事と成りました。

 評判の良さからレギュラーツアーでも使用する選手が現れる程で、2012年全英オープンを制したアーニー・エルスさえも使用していると言うのが現状です。この度のルール変更に付いて、選手間においても賛否両論あり、アメリカツアーでは2013年1月22日に、サンディエゴで行われる選手総会でも取り上げられ、討論されるとの事です。

 当然ながら日本ゴルフ界への影響も大きく、今後多くの話題を提供する事と思われます。実際に2016年よりルールが変更された場合、ストロークの支点を作らない中尺、長尺パターなど、操作性が悪く成る事は、目に見えておりますので、プロの試合で見かける事は少なくなるのでは、無いでしょうか。ヒット商品が少なくなったゴルフの物販業界にとっては、寒くなる話だと言えます。