2013年1月以降、ゴルフ会員権相場に変化が見られます。相場の底打ちを確認出来る様な、若干の兆候が見て取れる様になったのです。
過去を振り返った場合、ゴルフ会員権相場は1990年2月をピークとして認識する事が出来ます。ではボトムは何時なのかと言う議論については、なかなかその結論を見出す事が出来ませんでした。なぜならば、若干の戻り相場は有ったものの、常に下がり続けていたからです。そこで過去の資料から1990年以降の観察ポイントを、下記の4点に絞る事が出来ると考えました。
- 2002年から2003年にかけて、金融危機と言われた時期。
- 2006年から2007年にかけて、小泉政権末期の経済回復期。
- 2012年09月から12月にかけて。
- 2013年01月時点での政権交代による社会・経済変革期。
観察コースを相模原ゴルフクラブと武蔵カントリークラブの2コースに絞りました。この2コースの動きを観る事に拠って、金融商品的性格を有したゴルフ会員権、その全体像を俯瞰する事が出来ると考えたからです。数値は表現上の問題から、、中値表記と致しました。
☆ 相模原ゴルフクラブ
・2003年06月 1,450万円
・2006年06月 3,650万円
・2012年12月 650万円(売り710万円←→買い595万円)
・2013年01月 820万円(売り900万円←→買い740万円)
☆ 武蔵カントリークラブ
・2003年05月 990万円
・2006年05月 2,400万円
・2012年09月 585万円(売り690万円←→買い480万円)
・2013年01月 725万円(売り800万円←→買い650万円)
上記2コースの値動きを観て頂ければ、会員権相場の底値をご確認頂けるものと思いますが、2012年12月をボトムとして結論付ける為には、数年の経過を待たねば成らないと言えます。
関東エリア(東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、静岡、群馬、山梨、福島、長野、新潟)には、何らかしらの形で会員権を発行しているコースが、約750コース有ります。現在資料を整理中ですので機会が有れば集計内容を又、発表させて頂きたいと考えております。