2024年2月15日~18日までの4日間、米国カリフォルニア州にあるリビエラ カントリークラブ(7322ヤード_パー71)にて、PGAツアー『ザ ジェネシス インビテーショナル』が開催され、日本の松山英樹選手が見事優勝しました。PGAツアー通算9勝目の達成です。
スコアと順位で見る松山選手の4日間の動向は下記の通りですが、トータル17アンダーでの優勝は2位選手へ3打差をつけてのものでした。
| 1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 |
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首位 | キャントレー (-7) | キャントレー (-13) | キャントレー(-14) | 松山 英樹(-17) |
松山 英樹 | 15位タイ(-2) | 9位タイ/合計-5 | 7位タイ/合計-8 | 1位/合計-17 |
最終日に9アンダーと言う猛チャージで、優勝した松山選手の各ホールスコアは、下記の通りです。(〇がバーディ)
ホール | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
パー | 5 | 4 | 4 | 3 | 4 | 3 | 4 | 4 | 4 | 4 | 5 | 4 | 4 | 3 | 4 | 3 | 5 | 4 |
松山選手 | 〇 | 〇 | 〇 | ━ | ━ | ━ | ━ | ━ | ━ | 〇 | 〇 | 〇 | ━ | ━ | 〇 | 〇 | 〇 | ━ |
公益社団法人日本パブリックゴルフ協会(以下PGS)は2024年2月15日に、エントリーポータルサイトを2月1日にオープンした事を明らかにしました。
そのURLは次の通りです。 https://entry.pgs.or.jp/
このサイトはパソコン或いはスマホからも操作出来、競技へのエントリーや参加費等の支払いを、全て行う事が出来ます。此れまでもエントリーなどは様々な競技団体が、自らのWEBサイトを通じ行って来ていますが、今回画期的と言えるのは、クレジットカードによる代金決済が可能になった点です。
この点に関しPGSでは、様々な代金決済システムを有している企業の中から、最適な企業とシステムを採用し、此の点に多くの神経を払い作り上げたとしています。今や暗号通貨などの分野で、盗みを国家事業として行っている国もあると言われている時代であり、如何にセキュリティーを高めて行けるのかは、一丁目一番地だと言えます。
すでにシステムが稼働し2週間が経過していますが、2月15日時点に於ける集計数は、全日本女子アマチュアゴルファーズ選手権で129名、全日本グランドシニアアマチュアゴルファーズ選手権で56名が、新サイトを通じエントリーしています。
今後PGSのこの動きに刺激され、多くの団体で決済機能を採用して行く事に、なるものと思われます。
神奈川県の葉山国際カンツリー倶楽部では2024年4月1日より、女性名義の会員権について、その取り扱いが変更になります。
現時点では女性名義の会員権は女性のみならず、男性名義へも書き換える事が出来ます。しかしながら4月以降は、男性名義へ書き換える事が、出来なくなります。つまり女性名義の会員権は、男性へ譲渡出来なくなるのです。
女性名義の会員権は換金の余地が少なくなる、市場性が希薄になると言っても過言では無くなります。此れまで女性の買い手が不在であれば、多少売却希望金額を下げてでも、女性は男性へ譲渡する事で換金が出来たのですが、これが今後困難になります。
女性以外へ譲渡が出来ない、この様な状況を想定してか倶楽部では、親族であれば男性であっても名義書換は可能としています。生前贈与の場合、3親等以内の親族限定で正会員税込み475,000円、平日会員税込み375,000円です。また相続の場合も同様の料金ですが、対象が2親等内となります。
しかし此処で一時避難措置として、A子さんからB男さん書き換えたとしても、当該倶楽部曰く、B男さん名義の会員資格は、あくまでも女性名義との事です。将来B男さんが第三者へ譲渡する場合、男性へは出来ず対象は女性に限定されます。
今回のこの改定は、2024年1月の理事会にて決定されたものですが、趣旨は女性会員の絶対数を減少させたくないと言うものです。現時点で倶楽部の総会員数は約3,550名ですが、その内女性会員は約530名が在籍しているとの事です。
埼玉県の飯能ゴルフクラブでは2024年4月1日より、会員権の名義書換料を改定します。今回の改定は1月の理事会にて決定されたのですが、会員へは2月に入りメールで連絡済みとしています。概要は下記の通りです。
倶楽部への納入費用 | 2001年3月まで | 2001年4月より | 2024年4月より |
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名義書換料(正会員) | 200万円(税別) | 250万円(税別) | 300万円(税別) |
入会預託金(正会員) | 300万円 | 250万円 | 150万円 |
前回の改定が2001年でしたので23年ぶりでの改定になります。この間日本では勤労者の賃金が上昇しないと言う、先進国ではまれな状態が続いていましたが、ウクライナ戦争以降、我国でも物価高が顕著な状態となって来ています。
当該ゴルフ場に於いても物価高の影響を吸収する為には、名義書換料の値上げは致し方ない、と判断した様です。ところで入会預託金は、2012年に250万円から150万円へ改定されています。
ジャパンゴルフツアー選手会は2024年1月25日、理事会を開催し今後2年間に渡り役職を務める新役員を決定しました。その内容は下記の通りです。
役職 | 名前(年齢) | 担当 |
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会長 | 谷原 秀人(45) | |
副会長 | 石川 遼(32) | ファンプロジェクト委員 |
副会長 | 堀川 未来夢(31) | |
副会長 | 阿久津 未来也(28) | 広報委員 |
理事 | 宮里 優作(43) | ジュニアゴルフ委員 |
理事 | 鍋谷 太一(27)_新任 | 広報委員 |
理事 | 岩﨑 亜久竜(26)_新任 | ファンプロジェクト委員 |
理事 | 桂川 有人(25)_新任 | ジュニアゴルフ委員 |
理事 | T・ペク(32)_新任 | |
監事 | 杉本 エリック(30)_新任 | 広報委員(英語担当) |
半数の5人が初選出となり、初々しい選手会体制となりましたが、危機的状況と言われ久しいJGTOツアーへ新風を吹き込めるのか、期待値が高まります。
公益社団法人日本プロゴルフ協会(以下PGA)では『日本プロゴルフ選手権大会』本年の放映を、これまでの日本テレビ放送網株式会社(以下日テレ)から株式会社ビーエスフジ(以下BSフジ)へ変更するとして、昨日1月31日明らかにしました。
PGAではトーナメント期間中4日間のライブ放送を重要視しているものの、日テレ地上波での放映は難しく、ライブとなるとBS或いはCSが選択肢になる様です。これに対しBSフジでは、放送時間は未定としていますが、4日間ライブ放送を行うとしています。
PGAとしては試合の緊張感や臨場感をチャンネルの変更無く、ライブで視聴者へ届けたい、これがプロゴルフトーナメントの魅力を発信する基本だと考えています。これが今回変更になった、主な理由だとしています。
今日テレビ受像機にて視聴しているのは、仕事をリタイヤした高齢者が多いと言われています。また民間の地上波は、スポンサーの関係から「生もの」の対応が難しく、どうしても「造り物」が主体になっています。ドラマやクイズ番組などは、面白可笑しく加工し易く、丁度良いのだと思われます。
今回の変更劇は、PGAが適切な判断をしたと言えますが、将来的にはユーチューブやニコ生での放映も視野に入れているとの事でした。
埼玉県の久邇カントリークラブでは、2024年4月1日より正会員の年会費を改定します。概要は下記の通りです。
会員種別 | 改定前(税込) | 改定後(税込) |
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正会員 | 55,000円 | 99,000円 |
当該クラブは1964年7月29日に、会員制クラブとして開場しております。開業時のクラブは、当該ゴルフ場の建設計画を進めていた故・久邇朝融(くに あさあきら)氏の遺志を継承するものでしたが、そのクラブは預託金の返還をもって解散しています。
現在のクラブは旧クラブと入れ替わる様に、2007年4月より新たに発足しており、旧会員を対象に350口限定で、1010万円(入会金+預託金)にて募集しました。此処が現クラブの出発点ですが、当時の年会費は税別5万円でした。
これが今回17年ぶりに改定されます。
長野県伊那市の『信州伊那国際ゴルフクラブ』を経営しておりました株式会社信州伊那国際ゴルフクラブが、2024年1月24日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請しました。
申請代理人はノイエスト総合法律事務所(東京都千代田区丸の内1-5-1)の西山彩乃弁護士ほか2名です。すでに当該事業は昨年の2023年11月29日に設立された新会社、伊那国際ゴルフクラブ株式会社へ吸収分割にて移管されており、今回この法的整理はプレパッケージ型にて再建しようとする手続きになります。
今回の法的整理は会員の預託金問題から端を発していますが、旧事業会社となった対象会社の負債は、債権者約3000名に対し約33億円です。関係者によれば弁済率は、一般的な率よりも高いものを想定している様です。
一連の手続きを経て、今回選定されたスポンサーへ新事業会社の株式を譲渡する訳ですが、その企業は東京都中央区銀座2-9-17に本店を置く、土木建築工事業の坪井工業株式会社です。此れまで多くのスポンサー候補が尻込みする中、ある意味火中の栗を拾う形になったのです。
どこまで会員の協力を得られるかが、再建へ向けての試金石と言えます。
沖縄の金秀グループおよび公益社団法人日本プロゴルフ協会(以下PGA)は、2024年1月25日にそれぞれ本年開催予定の『金秀シニア沖縄オープンゴルフトーナメント2024』について、中止する事を発表しました。
PGAによれば、今回の件は金秀グループからの申し入れにより、決定したとしています。この事からすれば、金秀グループのお家事情が引き金になったと理解出来る訳ですが、舞台となる金秀グループのゴルフ場・かねひで喜瀬カントリークラブにて、プロトーナメントを一年の内に2度も開催するのは無理がある、これが理由の様です。
ところで2大会が開催される場合、下記の日程が組まれていました。
■ 『金秀シニア沖縄オープンゴルフトーナメント2024』
4月4日(木)~4月6日(土)
■ 『ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会』
9月5日(木)~9月8日(日)
なお2008年に第1回目を迎えた『金秀シニア沖縄オープン』は、昨年まで15回を開催して来ておりますが、来年の大会開催について関係者によれば、「中止」と言う話は出ていない、としています。
JLPGAツアーを舞台に活躍する女子プロゴルファーの鈴木愛さんが、2024年1月24日に「令和6年能登半島地震」被災者へ、日本赤十字を通じ1000万円を寄付しました。
鈴木さんは、「何か私に出来ることはないか、自分なりに考え」た結果の行動だとしています。今被災地にとって第一に何が必要か、それはお金ではないでしょうか。人的ボランティアは、1月上旬から登録を受け付けていると石川県では伝えていますが、本格的に人手が必要になるのはこれからの様です。
この度の鈴木愛さんの行動が、少しずつゴルフ界でも広がっていく事を期待したいものです。