早朝は雪模様となった2024年3月8日(金)、神奈川県横浜市のTKPガーデンシティにて、公益社団法人日本プロゴルフ協会(PGA)の定時社員総会が開催されました。
この総会に先立ち次期会長候補者選挙が行われ、次期会長候補者ととして明神正嗣(みょうじん まさつぐ)氏が選出され、その後の総会にて理事へ選任されると共に臨時理事会にて正式に新会長として就任する事になりました。
ちなみに会長選に於ける明神氏の獲得票は、参加者88名中60票を獲得しています。無効票1票があった事から、対抗馬の槇岡氏の獲得票は27票でした。
明神新体制の役員構成は、下記の通りです。(敬称略)
■ 会長 明神 正嗣(みょうじん まさつぐ)64歳
■ 副会長 時田 陽充(ときた あきみつ) 68歳
■ 副会長 中上 達夫(なかがみ たつお) 63歳
■ 副会長 長﨑 誠 (ながさき まこと) 67歳
明神新会長は総会後の会見にて、前会長・吉村氏の路線を継承して行くとしていますが、60票の支持については「改革」に対する期待感があったのではないかとしており、組織改革を断行して行く姿勢をにじませました。
組織人としての手腕は未知数の部分が有るものの、「トーナメントでの大きな実績はありません」と語る素顔は、飾らない実直な人物としての一面を伺えると共に、現在のPGAはスタープロでは無く、堅実な人物の登場を待ち望んでいたのかも知れません。
なお具体的な新方針については、今後の会見で発表して行きたいとしています。
神奈川県の湘南シーサイドカントリー倶楽部では2024年5月6日受け付け分の入会申請をもって、会員権の名義書換料減額キャンペーンを終了します。
振り返ればこのキャンペーンは2012年5月7日から実施されて来ましたので、実質12年間に渡り行われて来ました。この内容は、正会員であれば税別100万円の料金を、税別70万円へ減額するものです。これが5月7日受け付け分より、正規料金へ戻る事になります。
当該倶楽部関係者によれば、入会に関する問い合わせが、急に増えてきているとの事ですが、入会を検討していた方にすれば、今の内に会員権を取得しておきたいと考えるのは、至極当然の成り行きだと思われます。
なお入会時には、名義書換料とは別に入会預託金100万円が、必要になります。
ゴルフの街市原市では、昨年に続き「第2回市原市ジュニアゴルフオープン」を,、2024年4月1日に開催します。1月20日から開始された募集は、既に2月末にて締め切られておりますが、大会の概要は下記の通りです。
■ 会場 源氏山ゴルフクラブ(市原市大桶956-1)
■ 競技形式 スクラッチ競技・18ホールズストロークプレー
■ 参加者 144人
■ カテゴリーは下記の通り
学年 | 男子の部 | 女子の部 |
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小学1・2年生 | 12人 | 12人 |
小学3・4年生 | 16人 | 16人 |
小学5・6年生 | 16人 | 16人 |
中学生 | 16人 | 16人 |
高校生(新規) | 12人 | 12人 |
募集を締め切った時点で、定員に達しなかったカテゴリーもある様ですが、反面キャンセル待ちになっているカテゴリーもある様です。
なお各カテゴリーの優勝者には市内の協力ゴルフ場にて、市原市ジュニアゴルフ協会強化指定選手同等の条件、及びプレー料金にてラウンド出来る権利が期間限定で付与されます。
株式会社太平洋クラブは2024年3月4日に、太平洋アソシエイツの会員権について、約1ヶ月後の4月1日より名義書換を再開する事を明らかにしました。
名義書換手続きが出来る期間は半年間、9月30日までに受け付け分の予定です。名義書換料は下記の通りです。
■ 正会員 2,200,000円
■ 平日会員 1,100,000円
なお当該クラブでは入会に当たり、推薦者1名を必要としています。推薦資格は在籍5年以上で、直近1年間で5回以上ラウンドされている会員、で無ければなりません。
しかしながら推薦者に心あたりが無い場合、面接でも兼ねる事が出来るとしています。
一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長は、4期8年を務めたJGTOの次期会長選へ手を上げない事を先日公表しましたが、2024年3月4日は都内ホテル会場にて、この件に関する会見を行いました。
青木会長は8年前の就任に当たり、初代会長の故・島田幸作氏より「次は頼むぞ」と言われており、その約束を果たしたかった、これが大きな動機付けになったと当時を振り返ると共に、「島田と同じ8年間を務められたのは何かの縁」、と現在の心境を語りました。
試合数を増やして欲しいと言う選手や関係者の思い、そして自分自身もそのつもりで取り組んで来たが、コロナ禍と言う特殊要因はあったものの、結果は至らなかった。この点は現在も心残りであり、悔しい気持ちで一杯だ。だが3年ほど前から若い人たちが育って来ているのを見ると、良かった、これからだと言う思いも強くなっているとの事。
時期会長選出について青木氏は現時点で白紙状態、誰が選ばれるか分からないとしていますが、会見に同席した法務コンプライアンス担当のJGTO理事・野村修也弁護士は、次期理事候補名簿は既に整っており、次期総会で承認・選出されたならば、この中から互選によって会長が選出されるとしています。
青木氏ご本人は今年82歳になられますが、今後個人としての活動はジュニア育成に携わりたい考えはあるものの、今少しゴルフをしながらゆっくり休みたいと、締めくくりました。
一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)は2024年3月1日、次期会長選へ現・青木会長が出馬する事無く、4期8年を務めた今期限りでの退任を明らかにしました。思い起こせば2016年3月、海老沢元・会長下で低迷するツアーへ、主に内部からの不満が爆発した形で青木会長を誕生させたとも言えます。
会長交代の記者会見時、会見が始まるや否や海老沢会長が、涙目で会見場をあとに離籍する場面が有り、青木新会長が「えびさわさん!えびさわさん!」と連呼し、呼び戻そうにも後の祭りでした。組織の内紛劇が、一挙に噴き出した瞬間でもありました。
選手会からの熱い要望にて実現したと言われる新・青木会長ですが、これまでの8年間についてツアー数の推移をみる事で、簡単に振り返ってみたいと思います。概略は下記の通りです。
年度 | 試合数 | 内共催数 | 単独試合数 |
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2016年 | 23 | 3 | 20 |
2017年 | 26 | 3 | 23 |
2018年 | 24 | 3 | 21 |
2019年 | 25 | 4 | 21 |
2020年 | 6 | 1 | 5 |
2021年 | 24 | 1 | 23 |
2022年 | 28 | 3 | 25 |
2023年 | 26 | 2 | 24 |
2024年 | 23(予定) | 1(予定) | 22(予定) |
この推移のみを見た場合、会長職個人の力量のみでは、大きな変化が見られない事が分かります。会長職へ実力者をあてがえばスポンサーを誘致し試合数が増える、この様な考え方は幻想に過ぎず、ツアーの在り方自体を深掘りして行かない限り、明るい兆しは見えて来ない様にも思われます。
公益社団法人日本パブリックゴルフ協会(PGS)は女性ゴルファーを応援すべく、2024年6月4日に「WOMEN’S GOLF FESTA 2024」を全国21コースにて同時開催します。
今回初めての試みになりますが、開催の目標は女性ゴルファーにハンディキャップインデックスを、新たに取得して貰う事です。今回のフェスへの参加資格はハンディキャップインデックスを保有している事が条件になりますので、当然取得されていない女性ゴルファーは参加出来ません。
今後毎年開催されて行くであろう当該フェスタが、魅力あるものへ昇華して行く事で、参加しようとする女性ゴルファーが必然的にハンディキャップインデックスを取得する事になります。これが開催する大きな意義でもあると、関係者は口にします。
フェスタ自体はハンディキャップインデックスにより、5クラスに分けられます。プレー代は必要ですが、フェスタへの参加費は無料です。順位についてはその日の内に集計する予定であり、各クラス毎に1,2,3,7,10位そして10飛びごとの順位の方々が表彰され、商品が贈られます。
なおハンディキャップインデックスは、PGSに加盟している全国のパブリックコースでも、取得する事は可能です。またPGS加盟コースについては、PGSのWEBサイトから確認出来ます。
「ゴルフスタジアム被害者を守る会」の会員13名が原告になり、旧・株式会社ゴルフスタジアムの堀元社長ら13名に対し、損害賠償請求を行った東京地裁裁判が、昨日2024年2月28日に弁論が終結しました。
2019年9月18日に提訴し昨日まで、28回におよぶ裁判及び協議を経ての結審になりましたが、澤田久文裁判長は3月27日に判決を言い渡すとした615号法廷は、11時30分に閉廷となりました。
堀元社長への同様の訴訟は名古屋地裁でも行われており、原告であるゴルフスタジアム事件被害者達が勝訴しているものの、堀被告らは高裁へ控訴している事実を見るならば、今回も同様に敗訴後に控訴する可能性が高いと予想されます。
PGMグループでは2024年2月27日に、同グループ倶楽部の会員権、この名義書換料を2024年4月1日より改定するとして公表しました。すでに個別倶楽部に於いては、改定する旨を発表していましたが、今回はグループ全体での改定内容となります。
改定する倶楽部は全国で17に及び、その17倶楽部が擁する会員権種別は36に及びます。また36種別中、値上げ対象は34種別になります。改定しない2種別は、平日会員権です。特に倍になる倶楽部とその会員種別は下記の通りです。なお金額は全て税込み表記です。
倶楽部名 | 会員種別 | 現在の書換料 | 改定料金 |
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札幌北広島ゴルフ倶楽部 | 正会員 | 110,000円 | 220,000円 |
桂ゴルフ倶楽部 | 正会員 | 550,000円 | 1,100,000円 |
阿見ゴルフクラブ | オリジナル正会員 | 330,000円 | 660,000円 |
阿見ゴルフクラブ | ニュー正会員 | 330,000円 | 660,000円 |
阿見ゴルフクラブ | 家族会員 | 330,000円 | 660,000円 |
阿見ゴルフクラブ | 平日会員(月~金) | 165,000円 | 330,000円 |
KOSHIGAYA GOLF CLUB | 正会員 | 275,000円 | 825,000円 |
KOSHIGAYA GOLF CLUB | 平日会員(月~土) | 165,000円 | 495,000円 |
中央都留カントリー倶楽部 | 正会員 | 55,000円 | 165,000円 |
なお書類に不備無く2024年3月31日までに受け付けた入会申請分については、現行料金が適用されますが、4月1日以降の受け付け分については、改定料金となります。
公益社団法人日本プロゴルフ協会(PGA)では2024年2月19日に定例理事会を開催し、3月8日に開催予定の社員総会へ向け、現会長の吉村金八氏が会長選へ立候補しない事が明らかになりました。
新たに会長職へ立候補したのは、明神正嗣氏と槇岡充浩氏の2名です。明神氏は現副会長として現職の強みを発揮するものと思われ、また槇岡氏は前倉本会長の体制下でPGAの運営に携わっており、両氏共に会員への訴求力は高いものがあります。
3月8日は社員総会に先立ち会長選が行われ、午後には新会長が決定している事と思われます。日本プロのスポンサー選定や当該協会のWEB作成問題などなど課題は山積しており、新会長によるPGAの新指針がどの様なものとなるのか、会員の注目度も高まっています。