セガサミーホールディングス株式会社は2024年5月10日、2024年3月期の決算資料を開示しました。この資料にて同社は、フェニックスカントリークラブを擁するフェニックスリゾート株式会社の全株式を、米国のFortress Investment Groupへ譲渡するとしています。

 今後はフェニックスリゾート社が発行する種類株式を取得し、20%の議決権を保有する事で、フォートレス社の戦略的パートナーとして、フェニックスリゾート社の更なる企業価値向上を支援するとしています。

 なお来年2025年3月期の決算に於いて同社は、株式譲渡益約85億円を計上するとの事。

 フォートレス社と言えば、多くのゴルフ関係者が頭に思い浮かべるのは、アコーディアゴルフでありソフトバンク社だと思われますが、今後どの様な動きになって行くのか目が離せません。

ジェット&スポーツ社と太平洋クラブがコラボ

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 株式会社太平洋クラブは2024年4月30日、世界のゴルフツアー観戦を得意とする旅行業の株式会社ジェットアンドスポーツと、業務提携した事を広報を通じ明らかにしました。

 太平洋クラブでは2014年より現在まで、海外の優良29ゴルフクラブと様々な提携をしていますが、この提携に歩調を合わせる様、少しずつ在籍会員の送客を行って来ていました。太平洋クラブではこの度の業務提携により、ジェット&スポーツ社の送客ノウハウを得る事で、更にこの業務を拡大して行ける見込みになったと言えます。

 強いては太平洋クラブ在籍会員の満足度を高める要因ともなり、クラブ活性化へ向け大きな役割を果たすものと思われます。方やジェット&スポーツ社にとっては、太平洋クラブが保有する独自の海外ルートをも共有する事が出来、年間2000名の送客数を更に拡大して行けます。

 双方がWin、Winの関係構築となるであろうこの度の業務提携は、太平洋クラブが昨年の2023年よりアプローチしていたもので、結果は同社がジェット&スポーツ社の一部株式を取得する事で成立しています。同社曰く子会社では無いとしており、此の点を鑑みるとヘゲモニーはジェット&スポーツ社が握っているものと思われます。

 いずれにしてもゴルフ業界に於ける新たな潮流として、脚光を浴びて行くものと思われます。

 袖ヶ浦カンツリークラブ(千葉県)では2024年2月11日開催の理事会にて、入会申請に於ける外国籍条項を撤廃したとして、同年3月12日に関東ゴルフ会員権取引業協同組合(KGK)へ連絡しています。

 しかしながらこれは「間違い」だったとして、同年4月30日に当該クラブよりKGKへ、連絡が入りました。原因は理事会と事務方との確認ミス、ヒューマンエラーだったとしています。

 当「ゴルフ事件 過去帖」に於いても2024年3月12日、「袖ヶ浦CCは外国籍者の入会条件を全面撤廃」と題して、この改定をレポートしています。この記事そのものを削除する予定は無いものの、読者の方へ間違った情報伝達があってはならず、3月12日記事へはこの5月5日付け記事へのリンクを貼って置きたいと考えます。

 2024年5月5日に再度当該クラブへ確認したところ、外国籍条項は撤廃して無く又規約も従来通りとの事でした。此処に改めて、報告させて頂きます。

 金乃台カントリークラブ(茨城県)では2024年7月1日より、会員権の名義書換を再開します。

 振り返れば当該ゴルフ場が日本製鉄グループより、太平洋クラブへ移行したのは2021年5月1日でした。M&Aによる株主構成の変更だった訳ですが、その影響もあり会員権の名義書換を前回停止にしたのは、2022年1月11日でした。そして今回再開するのですが、約2年半ぶりになります。

 この間、預託金の無い会員の補充募集などが新体制下で行われて来ており、現時点での会員数は正会員および平日会員を合わせ、1300名に若干欠ける状態です。預託金の有る会員権と無額面のプレー会員権が混在した状態になります。

 名義書換料は正会員が税込み110万円、平日会員が税込み55万円です。入会条件は従来とほとんど変わりませんが、面接が行われる点が大きな追加点です。

 今回名義書換を再開するにあたり当該クラブでは、「長らく現会員へは会員権を譲渡する機会を奪ってしまっていたが、これで会員権市場を通じ退会する自由が出来た」と語っています。更に「会員権が流通する事で、会員組織が活性化する事を望む」とも付け加えています。

 経営母体の太平洋クラブに於いては、共通会員権としての「太平洋クラブ」以外での、初の単独クラブ会員権の取り扱いになります。

マグレガーカントリークラブは2024年6月末にて閉鎖へ

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 マグレガーカントリークラブ(千葉県)は2024年6月末をもって、会員制を終了しゴルフ場を閉鎖する事になりました。

 当該ゴルフ場は南千葉ゴルフ倶楽部と称していた時期に、経営会社である日栄総業株式会社が整理回収機構より、会社更生法の適用を申請されました。2004年7月の出来事でしたが、その後再建の目途が立たず2005年3月には、破産手続きへ移行しています。

 その年の7月1日には、有限会社大多喜ヒルズリゾートがゴルフ場を取得していますが、買収会社は債務を一切継承せず又旧会員へは年会費の支払いを条件に、会員並み料金にて利用する事を認めていました。この時点で年次会員の様な存在は有っても、正式な会員は存在していない、と理解するのが正確なのだと言えます。

 その後幾多の変遷を経て今日に至っていますが、2024年2月10日には会員権の名義書換を停止しており、更には3月に入り全会員へ会員制を終了する事を告知していました。そしてこの度の閉場となります。では閉場後に当該ゴルフ場は、どの様に変化していくのでしょうか。

 当該ゴルフ場による正式な発表が待たれます。

袖ヶ浦CCでは共通平日会員数を減少させていく方針

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 袖ヶ浦カンツリークラブ(千葉県)では2024年4月現在、約600名の共通平日会員が在籍しています。旧袖コースと新袖コースの両コースを、土曜日まで利用出来る会員権です。

 当該クラブでは土曜日のスタート予約が取り辛く、当該会員から苦情が多く出ている現状に鑑み、共通平日会員数を減少させていく事が、この苦情緩和に役立つと考えています。この方策の第一弾として2023年12月末までに、共通平日会員を共通正会員へ300万円の種別変更手数料の支払いにて移動させていました。

 この種別変更へは約100名が応じましたが、今後この様な募集を行う計画は、現時点で無い様です。少なくとも2024年4月時点では、共通平日会員への入会申請が有れば、此れまで通り受け付けて行く方針としています。

 しかしながら過去には共通平日会員権の名義変更について、当該クラブ側が手続きそのものを渋る一面も見せており、入会希望者におかれては充分その点に注意を払う必要が有ります。会員権業者への問い合わせのみならず、推薦者の当該会員を通じクラブへ入会手続きについて、確認しておいた方がより良い様に思われます。

高坂カントリークラブ週日会員の名義書換が5月より再開

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 埼玉県の高坂カントリークラブでは、2024年5月1日より週日会員権の名義書換を開始します。週日会員権とは祝日を除き、火曜日から金曜日まで利用出来るものです。

 概要は下記の通りです。
■ 名義書換料(一般譲渡) :660,000円 (税込)
■ 名義書換料(相続・贈与):275,000円 (税込)
■ 年会費(1月から12月):33,000円 (税込)

 なお個人正会員権と法人正会員権更には平日会員権には追加預託金が、入会時にクラブへの支払いとして必要になりますが、当該会員権は不要ですので、名義書換料のみで済みます。

中山徹氏が2024年4月14日ご逝去

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 プロゴルファーの中山徹氏が、2024年4月14日13時28分肺アスペルギルス症にて、ご逝去されました。氏は1946年6月8日生まれでしたので、77歳の御年でした。

 葬儀場は千葉県東金市の松半斎苑東雲閣(TEL 0475-55-4949)にて、4月21日に通夜、4月22日葬儀の予定であり、喪主は妻の中山真知子様が務めるとの事です。

■ 主な経歴
  ・PGA入会  1977年5月1日
  ・PGA役員歴 2009年1月~2018年3月 副会長及び理事

■ 主な戦歴(通算11勝)
  ・1997年 キャッスルヒルシニアオープン
  ・1998年 TCPスターツシニアゴルフトーナメント

 後輩プロより親しまれ「雑草軍団」のリーダーとして活躍しました。合掌

日本カントリークラブは女性施設を大幅に改善へ

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 埼玉県の日本カントリークラブでは、2024年4月下旬より同年12月末にかけ、女性用施設の大幅な改修・増築工事を行います。この間、来場者への不都合は最小限に留め、工事を行う予定としています。概要は下記の通りです。

施設現状増設後
床面積92.6平米(28坪)228.6平米(69坪)
ロッカー数43(会員契約14)100(会員契約50)
洗面(脱衣所、パウダーコーナー)39
浴室(カラン、シャワー)611

 2024年4月現在、同クラブに於ける女性会員専用ロッカー数は14で、空き待ちにて希望されている方は17名居られます。この度の工事が終了した折には、会員専用の数は50となりますので、少なくとも現在の利用者と待機組の要望は、かなえられる事になります。

 上記女性会員用ロッカーに限らずこの度の工事により、当該クラブは女性来場者を大幅に受け入れ可能な環境になります。現在そして将来を見据え、女性の受け入れ無しにクラブの発展は無いと判断し、今回の工事が行われていますが、使用可能となるのは2025年に入ってからです。

 当該クラブでは現在68名の女性会員が在籍していますが、新規入会については特段の制限を設けていませんので、通常の入会条件をクリア出来る方であれば充分に入会可能です。なお工事完了後のイメージを、YouTubeにて確認する事が、下記URLより出来ますので、一度覗いてみる事をお薦めします。

 https://youtu.be/ZIPe95LxiuE

中四国ゴルフ会員権取引業協同組合とは

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 バブル経済期に加盟業者32社を誇った中四国ゴルフ会員権取引業協同組合ですが、2024年4月現在4社まで激減していました。廃業や倒産、更には組合脱退などを経ての現状です。

 此れまで単独で設けていた組合事務所ですが、現在では山下義幸理事長が自ら経営する株式会社共同ゴルフ内へ置いており、各組合員や各ゴルフ場への連絡対応に当たっているとの事です。当該組織はゴルフ会員権発行ゴルフ場を対象している訳ですが、四国4県の他、広島、山口、島根、鳥取、岡山の合計9県を守備範囲にしています。

 今日の課題として、会員権価格が低価格になった事と入会に関するハードルが低くなった為、会員権業者が果たす役割が少なくなった、と苦しい胸の内を山下理事長はお話し下さり、如何にゴルファーや各ゴルフ場の抱える二ーズを組合員が吸い上げられるかだとしました。

 設立34年目を迎える本年、如何に組織を活性化させられるか、山下理事長ほか組合員の粘り強さが求められています。此れまでも組合員の不祥事には、組合員が減少してしまう恐怖心に打ち克ち、毅然と対処して来ています。この姿勢を貫き通せている事が、健全性の何よりの証と言えます。
 今後の動向が注目されます。

■ 連絡先
  中四国ゴルフ会員権取引業協同組合
  〒790-0067 愛媛県松山市大手町1丁目10番8号ー502号 (株)共同ゴルフ内
  TEL 089-947-8401 / FAX 089-948-1404