大西魁斗が2025年PGA TOURカード獲得

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 日本の大西魁斗(25歳_ZOZO)選手は、2024年の年初めから同年10月のシーズン終了まで、PGA TOUR下部ツアーのコーンフェリーツアーで戦っていましたが、現地時間2024年10月6日(日)に2025年度PGA TOURの一員としての資格を獲得したとして、PGA TOURより発表が有りました。

 これは10月3日から開催されたコーンフェリーツアーの最終戦である『コーンフェリー ツアー選手権』で、大西選手は13位タイに入り年間ポイント順位を28位から25位へ上げ、ツアーを終了しました。この結果、ツアー上位30名までに与えられるPGA TOUR資格を、獲得出来たのです。

 2025年度のPGA TOURでは、松山英樹、久常涼の2選手と共に大西選手が新たに加わり、日本人3選手が戦う事になります。活躍が期待される3選手ですが、日本のゴルフファンにとっても大変楽しみな1年間になりそうです。大西選手の簡単な戦歴及び経歴は、下記の通りです。

■ 2007年 ゴルフの練習環境を求め9歳にて渡米
■ 2021年 プロ転向し日本でのプロ生活をスタート
■ 2022年 JGTOツアー『フジサンケイクラシック』優勝
■ 2023年 コーンフェリーツアー22試合出場しポイントランキング100位
■ 2024年 5月コーンフェリーツアー『UNCヘルス選手権』優勝
      コーンフェリーツアー年間ポイントランキング25位にてPGA TOUR資格獲得

 なお大西選手は南カリフォルニア大学を卒業し米会話は堪能であり、かつ日本語は「て、に、お、は」がしっかりしていて聞きやすく、発言の端々に出て来る他者を思いやる日本人気質は、大変好感が持てる好青年です。

 一般社団法人関東ゴルフ連盟(KGA)にて約22年に渡り、ゴルファーの写真を撮り続けてきた塚越克一氏が、2023年12月末をもって引退しました。

 製薬会社を定年退職後に、第二の人生としてKGAのお仕事をされて来た訳ですが、氏の多彩な能力が写真のみならず様々な面で発揮されたと思います。「ゴルフが好きだから続けられて来た」と仰る塚越様ですが、崇高なモチベーション無くして出来る話ではありません。

 当たり前の様に思える華やかな試合ですが、その舞台裏には様々な方々が黒子に徹して活動しています。その様な方々へ光を当てたいとの考えから、今回塚越様へお話を伺って来ました。詳しい内容は、『ゴルフ偉人 名人 達人列伝』のWebサイトの中で、「KGAにて約22年間ゴルファーを撮り続けてきた塚越克一氏が引退」とのタイトルで記述しました。

 お目通し頂ければ幸いです。

 埼玉県の石坂ゴルフ倶楽部では、土曜日、日曜日、祝日は利用出来ない平日会員権の募集を、2024年2月より行い5月中に終了しました。当初の予定では80口を募集する予定でしたが、大変反響が大きく、追加口数の承認をクラブ内でとり、結果的には117名の方々が入会されました。

 募集価格は消費税込み121万円。一般的に会員権市場を通じて入会するならば、❶会員権代金+❷名義書換料110万円+❸会員権業者への手数料、などのコストがかかる訳ですので、これらを考慮すればある意味リーズナブルな募集金額だったことが分かります。

 当該会員権は譲渡でき又相続も可能ですが、預託金の無いプレー会員権ですので、当然ながら預託金返還請求権は有りません。募集開始前の平日会員在籍状況は17名でしたが、2024年9月現在134名が在籍しています。新規に入会した会員は、常日頃よりクラブを利用しており活発的です。

 この度の会員募集は、年度会員を廃止する事に伴い行われたのですが、新規入会者の約八割の方々が旧来の年度会員でした。当該クラブでは今回の知見を基に、又平日の稼働率なども考慮し、将来的には更なる平日会員募集を視野に入れている様です。なお募集業務は全て当該クラブが行っており、外部からの支援を求めなかったとのこと。

中央が南 愛美さん

 2024年8月1日から3日までの3日間、米国のパインハーストで開催された『USキッズゴルフ世界選手権』8歳女子の部で、見事優勝した千葉県市原市在住の南 愛美(みなみ えみ)さんが、2024年9月19日に市原市役所を訪れ、小出市長及び藤谷(とうや)教育長へ優勝報告をしました。

 試合を振り返ると、二日目まで南さんが大きくリードしていたものの、大会最終日には熾烈な優勝争いとなりました。2位選手に追いつかれ同スコアとなる中、「パットが良く決まってくれた」と言う南さんに、最終的には軍配が上がった訳ですが優勝スコアは10アンダーでした。

 この優勝で南さんは、昨年に続き2連覇達成と言う事になりましたが、南さんの夢は大きく3連覇を目指すとの事です。ところで試合開催日前には、昨年の優勝者によるパレードが行われたのですが、南さんは「とても気持ち良かった、また来年味わいたい」とコメントしており、世界を舞台にしても物怖じしない性格を良く表していました。

 南さんの夢は、将来米国のスタンフォード大学へ進学しゴルフ競技で活躍すると共に、オリンピックへ出場し金メダルを獲得したいとしています。

『新東京都民ゴルフ場』をマルハンが4月に取得済み

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 太平洋クラブの経営母体でもある株式会社マルハンが、2024年4月30日に荒川河川敷に展開する9ホールコースの『新東京都民ゴルフ場』を取得していました。

 同日、此れまで経営を担ってきた葵会グループの河本貢司氏に代わり、マルハン社の韓俊氏が代表取締役へ就任しています。太平洋クラブによれば直接的関係は無く、マルハン社の北日本カンパニーの管轄になっているとの事です。

 振り返れば同ゴルフ場は、茨城GCグループを離脱後に多くの従業員の要請により登場した茂出木氏へ、経営を委ねる事になりました。しかしながら2019年の19号台風の甚大な被害から茂出木氏は、ゴルフ場経営そのもを断念せざるを得ない状況へ、追い込まれてしまいました。

 その後救世主の如く登場したのが、医療の葵会グループでした。同グループでは2020年8月1日に、JGTOの青木功会長やPGAの倉本昌弘会長が臨席し、再出発の記念式典を開催していました。力強い援軍を得て明るい展望が見えて来たかの様でしたが、約4年後の2024年に経営母体が交代となったのです。

 今回M&Aによりマルハン社が取得したのは(株)NIHON.TURF&GREEN社ですが、当該ゴルフ場関係者によれば、マルハン社による積極的取得姿勢が渋る葵会グループを説き伏せた様です。

NGKが2024年6月時のゴルフ場への来場者数を増加と公表

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 一社)日本ゴルフ場経営者協会(NGK)は、2024年6月時に於けるゴルフ場への来場者数を、前年度同月と対比した資料を2024年9月初旬に公表しました。

 2024年度6月の対象ゴルフ場数は2157。このゴルフ場数にはいわゆるショートコースなどと言われている9ホールコースも含まれていますが、全てのホール数を足しその平均が150メートル以下の場合、プレー代金は非課税になります。この様なゴルフ場は、このゴルフ場数にはカウントされていません。

 ところで2024年6月度の来場者総数は、課税対象者6,069,618人、非課税対象者1,951,890人の合計8,021,508人でした。課税非課税ともに増加しており、対前年度比339,193人の増加です。この背景には、今年の梅雨入りが遅く好天が続いたなどの天候要因が大きく作用した、と言うのが多くの方の感想及び見立てです。

 昨年コロナがインフルエンザ並みの第5類へ移行して以降、レジャー志向がゴルフ一極では無く分散傾向にある中、ゴルフ界からはゴルフ離れが心配だとの声も聞かれており、実際その様な傾向が見えた時期もありましたが、今回のNGK資料は若干の安堵感を持たせてくれるものとなりました。

松山英樹選手がパリオリンピック報奨金をJGAへ寄付

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 2024年パリオリンピックで銅メダルを獲得した松山英樹選手は、JGAオリンピックゴルフ競技対策本部から支払われる予定の銅メダル報奨金600万円について、若手選手育成の為に寄付したいとして、2024年9月10日にJGAへ申し出ました。

 松山選手のコメントは下記の通りです。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 今年のオリンピックでは、国民の皆さんの応援のおかげもありメダルが獲れたことを自分でも嬉しく思っています。
 これからどんどん日本の若い選手たちが世界の場で活躍できるように願いつつ、そして自分も彼らの目標であり続けられるように努力していきたいと思います。
 少しでも若い選手たちの力になれるよう、今回いただいた報奨金はJGAに寄付させていただくことにしました。
 是非有効に使っていただければ嬉しいです。

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 なお以前、メダルを逃したジョン ラーム(スペイン)選手が、賞金の無い試合で熱くなれるのは、オリンピックとライダーカップだと語っていましたが、日の丸を背負った松山選手の大活躍を日本国民は、固唾をのんで見守りました。

 日本国民の応援が有ったからこそ、松山選手のプレーを神がかりにさせたのかも知れませんし、その事を松山選手自身が一番良く理解していたのかも知れません。今回は同選手による、素直な感謝の気持ちの発露だと言えます。

 東証スタンダード上場の常磐興産株式会社は2024年9月9日、Ontario合同会社(公開買付者)による普通株式の公開買付けに賛同する、として正式に発表しました。

 第1回公開買い付けは普通株式1株につき1,650円にて、2024年9月10日より開始されます。常磐興産社の株式総数は、自己所有株式数を除き8,782,584株ですが、第1回目では買付け予定数の下限を4,450,401株に設定されており、この下限数に満たない場合、この度の公開買付けは中止されます。

 第2回公開買付け価格は1,240円にて行われますが、この2回におよぶ公開買付けを通じ公開買付者は、常磐興産社を完全子会社化する事を目的にしています。なお公開買付者へは、フォートレス インベストメント グループの関係法人であるOntario Holdings I LLCが99.99%出資しており、この度の公開買付けに関する資金は、フォートレスが運営するファンドから調達されています。

 ところで常磐興産社は福島県でスパリゾートハワイアンズ・ゴルフコースを運営していますが、当然今回の公開買付けが終了しますと、このゴルフ場も公開買付者傘下のゴルフ場になります。フォートレスと言えばアコーディアゴルフ社と深く関係していますが、今後どの様なすみわけが行われて行くのか気になります。

 群馬県の草津カントリークラブでは2023年秋より、バングラディシュ人2名を自社採用し雇用開始しています。当初この2名の方々は派遣会社を通じ、2023年春より当該ゴルフ場で、フロント業務などに従事していました。

 その後、派遣会社と2名の方々との契約が切れたことから、当該ゴルフ場が自社採用へ踏み切ったと言う経緯が有ります。関係者によれば、当人達は日本語での読み書きや会話が堪能であり、日常業務には全く支障が無く、日本人スタッフとも意思疎通が上手にいっているとの事。

 この具体的な手続きを取った社労士事務所によれば、いわゆる技術、人文知識、国際業務と言われる資格にて、厚生労働省の就労資格を取得したとの説明でした。

 2024年9月1日に旧・長野京急カントリークラブは、長野デューンズゴルフクラブへ名称変更しました。これは経営会社が交代したことに伴う変更になりますが、新経営会社はペイシャンスゴルフクラブ株式会社です。

 新経営会社が営むクラブには、預託金の無いプレー会員が1000名在籍しておりますが、現時点で会員権の名義書換は停止中になっています。新クラブでは旧体制下での会員制組織を継承しており、各委員会が機能しているとの事です。

 例年ですと降雪の関係から年末から翌年4月頃までクローズになりますが、当該クラブによれば2025年はリニューアルとそれに伴うキャンペーン企画がある様です。どの様な内容になるのか、期待度が高まります。