東京よみうりカントリークラブ(東京)では相続や生前贈与などによる女性親族の入会、会員資格継承について、この度その条件を改定し2024年10月16日より実施しています。
通常当該クラブへ女性が入会しようとする場合、女性名義の会員権を取得しなければ、入会申請が出来ません。男性名義から女性名義への変更を、当該クラブでは認めていない為です。それ故に女性名義の会員権は大変希少価値の高い会員権と言え、市場では男性名義に比べ2倍ほどの値をつけています。当該クラブの会員になりたい、その様に考える女性の需要が高い故の値付けになっています。
この様な高い人気を誇る女性会員権ですが、相続や生前贈与手続きを経て、会員である父親(男性)が亡くなった場合、法定相続人である女性が、一代限りの念書を提出する事で自らの名義へ変更出来ます。この手続きでは、男性名義から女性名義へ変更出来るのです。
ところが一代限りと言う事は、この会員権の新たな名義人となった女性、たとえばAさんとするならば、Aさんが将来第三者へ自らの会員権を譲渡する場合、譲渡対象者はあくまでも男性のみになります。Aさんの会員権は、第三者の女性へ名義変更する事は出来ない、一代限定とはこの様な解釈になります。
またAさんの実子である女性、元名義人であるAさんの父親からすれば孫にあたる女性へ、これまでAさん名義の会員権を変更する事は出来ませんでした。しかしこの度の改定により、孫である女性は相続或いは生前贈与手続きを経て、Aさん名義から変更出来る様になったのです。この点がこの度の改定の要点です。
第63回日本プロゴルフシニア選手権大会が2024年10月3日~6日までの4日間、茨城県のイーグルポイントゴルフクラブを舞台に開催され、シニア2年目51歳の増田伸洋選手の優勝にて幕を閉じました。
今年この大会へ新規に円谷フィールズホールディングス株式会社が特別協賛する事になりましたが、この動きに合わせ大会名称もTSUBURAYA FIELDS HOLDINGS ULTRAMAN CUPとなりました。関係者の多くが親しみを込め(ウルトラマン カップ)と呼称したのですが、現在のシニア層には大変懐かしい響きが蘇った様に思われます。
今回この大会への特別協賛を振り返り円谷フィールズホールディングス社は、次の様に語っています。
■ 大会とウルトラマンと言うコンテンツがマッチする事で、新たな価値創造に手ごたえを実感。
■ 来年以降も特別協賛する方向であり、継続して取り組む事で認知度を上げて行きたい。
■ 大会告知を拡大して行き、結果として多くの方に会場へ足を運んで頂ける様にしたい。
宇宙から飛来し地球を壊す巨大怪獣に対し、そうはさせまいと奮闘するウルトラマンの姿は、現在のシニア層が少年少女だった頃、少なからずみる者へ感動を与えて来ました。現代に蘇った円谷フィールズホールディングス社のウルトラマンは、ゴルフを通じ再びシニア層の心へ訴求しようとしています。
来年はどの様なシニアプロが、ウルトラマンよろしく飛び出し活躍するのか、大変楽しみな大会になったと言えます。
公益財団法人日本ゴルフ協会(JGA)は、今年創立100周年を迎えました。
これを記念しJGAは創立日である10月17日に、「GOLFPEDIA」(ゴルフペディア)を単独のWebサイトとして開設しました。
この「GOLFPEDIA」と言うサイトを通じ閲覧者は、ゴルフの史実に関する記事や様々な記録を確認出来ます。サイトのカテゴリーとしては、歴史、人物、コース、競技、用具などに分かれており、限りなく正確な記述に出会えます。
これはJGAによる史実や記録の集大成とのことですが、サイトへは下記のURLよりアクセス出来ます。
https://jga-golfpedia.jp/
公益社団法人日本プロゴルフ協会(PGA)は2024年10月21日に開催された定例理事会において、2025年の来年度に実施される男子プロテストにて、50位タイまでの受験者を合格とすることを決議しました。
かつて2022年度理事会決議にて、2025年実施のプロテスト以降、合格者を40位タイまでとするとしていました。この決議に対しこの度の理事会は、この決議を取り消すと共に、従来通り50位タイまでを合格者とするとしたのです。明神PGA会長曰く、この議案に対し出席理事全員から、異議の申し立ては無く賛意を得られたとの事。
ゴルフでの活動を人生の糧にしようと考えている多くのゴルファーにとって、2022年PGA決議は自らの進路を決める上で、悩ましい問題としてのしかかっていましたが、今回この問題に終止符が打たれた事で、これまで通りの人生設計を描きやすくなったものと思われます。
公益財団法人日本ゴルフ協会(JGA)は2024年10月17日、女子のシニアオープン競技を2025年の来年、新たに設けた事を明らかにしました。
此れまでオープン競技と言えば、日本オープン、日本女子オープン、日本シニアオープンが有りましたが、女子シニアは検討課題とされていたものの、実現するのは今回が初めてになります。概要は下記の通りです。
■ 大会名称:2025年度(第1回)日本女子シニアオープンゴルフ選手権競技
太陽生命 元気・長生きカップ
■ 開催日程:2025年5月1日(木)~2日(金)
■ プロアマ:5月3日(土)
■ 開催場所:東急セブンハンドレッドクラブ 東コース
■ 主 催:公益財団法人日本ゴルフ協会
■ 特別協賛:太陽生命保険株式会社
■ 賞金総額:3,000万円(予定)
■ 出場資格:検討中
■ 出場人数:108名
■ 競技方法:36ホール・ストロークプレー
池谷正成JGA会長のコメント(一部抜粋)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
この度、太陽生命保険株式会社を特別協賛社としてお迎えし、本選手権の創設が決まり、JGA創立100周年の日に発表できることを大変嬉しく思います。本選手権が同世代の女性ゴルファーの目標になり、また女性のゴルフ振興や健康寿命の延伸等に繋がることを期待しています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
| 1日目 | 2日目 | 3日目 |
---|
首位 | 深掘 圭一郎 宮本 勝昌 平塚 哲二 | 宮本 勝昌 | 宮本 勝昌 |
スコア | -6 | 当日-3、合計-9 | 当日-4、合計-13 |
10月20日(日)午前中、裾野カンツリー倶楽部の気温は12度前後と低く小雨模様で、多くの選手が防寒防雨スタイルの中、宮本選手は10時10分のスタート時、半袖にて寒さや雨を嫌がる気配を全く見せませんでした。内に秘めた闘志を垣間見れた、その様なフロントナインの出で立ちでした。
最終日最終組は日大ゴルフ部の同門対決となりました。9アンダーで首位の宮本選手と8アンダー1打差で追いかける同学年の片山晋呉選手、更に3打差の3位タイから上位をうかがう2学年下の古庄紀彦選手という組み合わせです。
結果は宮本選手が最終日5バーディ1ボギーの4アンダー、トータル13アンダーにてファンケルクラシック2連覇を達成しました。2位タイの片山、太田選手へ4打差をつけての優勝は、正しく危なげ無しの堂々たるゴルフでした。追撃する片山選手が今一ピリッとせず、宮本選手を慌てさせる場面が少なく、楽に勝たせてしまったとも言えます。
なお悪天候にも係わらず最終日の来場者数は4,575人、3日間合計は11,656人でした。
府中カントリークラブ(東京都)では2023年の昨年、女性の会員数を250名から200名へ、定員枠を減少させました。この定員枠が2024年の年初めには満員になってしまい、2024年10月中旬段階では20人が空き待ちの待機中になっています。
当該クラブへ入会したい女性が20人待機している、この様な中にあり相続継承や生前贈与手続きは最優先されますので、通常の入会希望者を飛び越えた順番になります。例えば待機している20名が通常の入会申請だとするならば、今月に生前贈与を受けた女性の申請は待機1番目になり、欠員が生じた場合は真っ先に入会申請が出来ます。
なお当該クラブ関係者によれば、今後女性の欠員が何時生じるのか、全く見通せない状況との事です。
2023年優勝・コリン モリカワ選手
2024年10月15日株式会社ZOZOは、自らがスポンサーを務めるPGA TOURの『ZOZO CHAMPIONSHIP』への出場選手を明らかにしました。共催する(一社)日本ゴルフツアー機構の規定をクリアし選出された選手は、下記15名です。(順不同)
小平 智 | 岩田 寛 | 平田 憲聖 | 金谷 拓実 | 木下 稜介 |
今平 周吾 | 桂川 有人 | 杉浦 悠太 | 米澤 蓮 | 小木曽 喬 |
大西 魁斗 | 幡地 隆寛 | 清水 大成 | 石川 遼 | 片岡 尚之 |
なおPGA TOUR側からは、FedExCupポイント上位50名中13名が参戦しますが、この中には松山英樹選手が含まれています。同ポイント51位以下の選手は、当該試合での獲得ポイントがシード権奪取へ向け加算される為、47名がエントリーしており、この中には同ポイント84位の久常涼選手も入っています。
観戦チケットはWeb(https://zozochampionship.com/ticket.html)上から購入出来ますが、その概要は下記の通りです。
月日 | 試合 | チケット価格 |
---|
10月22日(火) | 指定練習日 | 7,000円(税込) |
10月24日(木) | 本選1日目 | 10,500円(税込) |
10月25日(金) | 本選2日目 | 10,500円(税込) |
10月26日(土) | 本選3日目 | 15,000円(税込) |
10月27日(日) | 本選4日目 | 15,500円(税込) |
神奈川県の相模野カントリー倶楽部では2025年1月1日より、会員による予約方法と、プレー予約のキャンセル及びキャンセル料を改定します。
スタート予約については、現時点で電話受け付けとWeb上での受け付けと2種類が有りますが、来年からはWeb予約を停止します。これは予約開始時にWeb上のアクセスが集中し、システムが充分に機能しない為です。Web予約を停止にすると言う事は、ネガティブ志向なイメージを持たれがちですが、同倶楽部曰く「新システムを模索しており移行するまでの過渡的措置」だとしています。
来年からのプレー予約は、2ヶ月前の同日午前10時より、電話のみになります。
また土、日、祝日につき予約日前日の13時以降にキャンセルした場合、1名につき3,000円を現在徴収しています。今後は1週間前の午後16時以降のキャンセルにつき、予約した代表会員へ1名あたり3,000円を請求し、次回来場時にお支払い頂くとしています。或いは請求書を発送し、振り込みして頂く方法もあるとのこと。
なお平日予約のキャンセルは此れまで無料ですが、来年以降は1名につき1,500円のキャンセル料がかかります。キャンセル料徴収対象者となるのか否かは、土、日、祝の上記と同様です。
(一社)日本ゴルフ場経営者協会(NGK)は2024年10月8日、2024年7月度の全国ゴルフ場利用者数が対前年同月と比較し、575,228人減少したとした事を明らかにしました。
減少数の内訳は課税者数480,198人、非課税者数95,030人です。この要因について同協会常務理事の山形和彦氏は、あくまでも推論との前提で「季節的要因が大きかった」としています。つまり酷暑の影響から、プレーヤーが自主的判断で自粛したのではないか、この単月での減少を捉えてゴルフ離れとは言えない、と氏は分析しています。
東京都下の某ゴルフ場スタッフによれば、かつて夏日と言えば救急車の出動依頼をかけない日は無いと言うのが、肌感覚であったものの、この数年はその回数が減少しているとの事です。多少体調が悪くとも我慢し、同伴者やゴルフ場へ迷惑をかけないのが紳士たるゴルファーだ、その様な考え方が徐々に変化しつつあるのだと思われます。
健康増進や親睦の為のゴルフラウンドで、救急隊に救助される迷惑をかけたくない、まして生死を彷徨う苦しい思いをしたく無い、ならば自粛すべきだ、この様な考え方が定着しつつあるのだと言えます。
全国58地点で観測される「熱中症警戒アラート」ですが、今年6月には45回、7月には622回が累計で発せられています。各ゴルフ場の判断にもよりますが、このアラート発令を基に強制的にプレーヤーへラウンドを中止させ得る状況です。益々厳しさが増す自然環境ですが、それは同時にゴルフ場の経営面へのダメージにもつながって来るもので、何とも悩ましい問題になっています。
2024年7月度の対前年同月比での総利用者数減少は、来年どの様な数字になるのか、大変注目されます。