埼玉県の飯能ゴルフクラブは女性正会員の受け入れに付いて、その特例期間を1年間延長する事としました。これは2017年3月に開催された、当該クラブ理事会に於いての決議事項です。
女性会員の受け入れは、今やクラブ活性化の為の必須条件である事を、当該クラブに於いても充分に認識されているものの、何と言っても受け入れ側の施設は許容範囲が限られており、女性会員の総数を100名と定めております。
この内容を満たす為に、昨年2016年4月1日より残り17名を確保すべく動いて来たのですが、実績としては目標の約半分を確保したところで終息した様です。入会希望女性の内容としては、平日会員からの種別変更が多く、又競技志向の方が希望動機として多かった様です。
男性の通常入会によるクラブへの負担金は約400万円なのですが、特例による女性入会の負担金は約600万円です。この200万円の差額に付いては、女性会員権のプレミアム価値を意識的に付けた事によるものと言えます。
しかしながら株主平等の原則から、この点に付いては若干の疑問も生じざるを得ないのですが、既存の女性会員が割高な会員権を市場から取得して入会している現実を、加味したクラブ側の配慮なのかも知れません。