ゴルフ、この一冊

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ゴルフが消える日

☆ 著   者  赤坂 厚
☆ 発 行 者  大橋 善光
☆ 発 行 所  中央公論社
           〒100-8152
            東京都千代田区大手町1-7-1
☆ 連 絡 先  03−5299−1730 (代表) / 03−5299−1870 (編集)
☆ 初版発行  2017年4月10日 (税別 定価 780) / 小B6版

☆ 著者略歴  1959年 北海道生まれ。
           1982年 日刊スポーツ新聞社入社、同年よりゴルフを担当。
               青木功、尾崎将司、中嶋常幸、岡本綾子などの全盛期に国内外ツアーを取材。
               文化社会部、スポーツ部、東北支社でデスクを務める。             
           2012年 同社退社。現在フリー。
               ・日本ゴルフジャーナリスト協会 会員



「   この本を通じて記したとおり、ゴルフは、やっと言葉を覚えるくらいから運動ができなくなる歳になるまで、と
   ても幅広い層が楽しめるスポーツだ。
    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
    そんな稀有で至高のスポーツが、今危機に瀕している。
            ゴルファー激減、ゴルフ場、練習場の減少、ゴルフ用品産業の業績悪化など、ゴルフするための環境は悪
          化する一方だ。
            ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
            だが、五輪という「ゴルフ復権」の類い希なるチャンスを前に今できること、それは「みんなで本気で考え、
          本気でやる」ということではないだろうか。
            ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
            PGAを中心にまとめた「提言書」のロードマップで示した「2024年までに市場規模2兆円、ゴルフ人口
           1,200万人」という目標。これは、ゴルフ業界が落ち込んでいる今から考えると「途方もない数字」にも思える
           が、実は最盛期の数字である。つまり一度通って来た道だ。
            ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
           つまり、あくまでもゴルフそのものの魅力や価値というよりも、その外側の影響で「最盛期」を迎えただけの
           ことで、ゴルフ業界が自力で増やした数字ではない。その事実を理解して、今度は内側から、自力でゴルフ
           ァーを増やす努力をするタイミングが来た、ということなのだ。
           ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  」

           ━ ( おわりに ) より抜粋 ━



■ 本書に関して

 「ゴルフが消える日」と言うタイトルは衝撃的だった。このタイトルだけを見るならば、ゴルフ
は近い将来無くなるスポーツですよ、とも読み取れる。しかしサブタイトルは小さいのだが、
<至高のスポーツは「贅沢」「接待」から脱却できるか>とある。
 つまり著者はゴルフと言う素晴らしいスポーツが、バブル経済時から引きずっている様なス
タイルだけでは、長続きしない事の警鐘を鳴らしたかったのだと言える。

 本書は6章から成り立っており、1章から4章までは、主に現在のゴルフに於ける様々な負
の要素を掘り下げている。5章から6章(最終章)では、著者なりのゴルフ再生の為の提言を
行っている。
 かかり過ぎる時間の問題や、必ずしもラウンドは18ホールで無ければならいないのか等、
ゴルフ関係者の多くが考えなければならい点を指摘している。

 本書の存在を知ったのは、2017年の日本ゴルフジャーナリスト協会総会後の懇親会の席
でだ。自慢話をする様なタイプでは無い著者から、出版した事を知らされた。後日神田神保
町の書店にて見つけ即買いしたのだが、その書店にはカフェが併設されている関係から、
本書を持ち込み一時間ほど読み入ってしまった。

 諸事情で長らく書籍の紹介が出来ずにいた。本書を手にしてから、一年以上が経過してし
まったものの、やっと紹介出来これ以上の幸せは無い。是非ご一読頂きたい一冊だ。
213ページと全体的には短めに仕上がっているが、内容は濃く考えさせられる一冊に仕上が
っている。

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2018年6月現在好評販売中。


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