「 この本を通じて記したとおり、ゴルフは、やっと言葉を覚えるくらいから運動ができなくなる歳になるまで、と ても幅広い層が楽しめるスポーツだ。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ そんな稀有で至高のスポーツが、今危機に瀕している。 ゴルファー激減、ゴルフ場、練習場の減少、ゴルフ用品産業の業績悪化など、ゴルフするための環境は悪 化する一方だ。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ だが、五輪という「ゴルフ復権」の類い希なるチャンスを前に今できること、それは「みんなで本気で考え、 本気でやる」ということではないだろうか。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ PGAを中心にまとめた「提言書」のロードマップで示した「2024年までに市場規模2兆円、ゴルフ人口 1,200万人」という目標。これは、ゴルフ業界が落ち込んでいる今から考えると「途方もない数字」にも思える が、実は最盛期の数字である。つまり一度通って来た道だ。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ つまり、あくまでもゴルフそのものの魅力や価値というよりも、その外側の影響で「最盛期」を迎えただけの ことで、ゴルフ業界が自力で増やした数字ではない。その事実を理解して、今度は内側から、自力でゴルフ ァーを増やす努力をするタイミングが来た、ということなのだ。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
━ ( おわりに ) より抜粋 ━
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