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ゴルフ、この一冊

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オーナーが語る 『 ゴルフ場の話 』

☆ 著   者  大池 文雄
☆ 発   行  風濤社
           〒113-0033
            東京都文京区本郷2‐3‐3
☆ 連 絡 先  TEL 03-3813-3421 / FAX 03-3813-3422
☆ 初版発行  1999年10月25日  (税別 定価 1,600円)

☆ 著者略歴  1928年 小諸市に生まれる。
               旧制水戸高等学校三年中退。
               「 新いばらぎタイムス社 」 創業に参画。
               雑誌 『 論争 』 編集長。
               (株)日本ソノサービスセンター設立、社長。
           1969年 平和相互銀行業務本部長を経て、
           1972年 株式会社 裾野カンツリー倶楽部創立、社長。




「   この本は裾野カンツリー倶楽部の会員向け新聞 『 Susono Country Club NEWS 』 に

  平成四年 (1992年) 五月発行の26号から平成十一年 (1999年) 七月発行の50号まで、毎号連載したエッ

          セーをまとめたものである。裾野カンツリー倶楽部は私がオーナー兼社長の株式会社裾野カンツリー倶楽部

          が運営しているゴルフ倶楽部である。このエッセーの発信エリアを一倶楽部内にとどめておくべきではないと

          すすめられて (おだてられて) 本にした。

          ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  」

          ━ ( はじめに ) より抜粋 ━




■ 本書に関して

 著者は裾野カンツリー倶楽部を経営する(株)裾野カンツリー倶楽部の社長でした。
 本書は裾野カンツリー倶楽部会員へ向けた新聞 『 Susono Country Club NEWS 』 へ、
社長自らが書いたエッセーをまとめたものである。

 本書の構成は
1、はじめに
2、スルー・ザ・グリーン
3、ゴルフ場の木の話
と言う3編から成りたっている。

 バブル経済崩壊以降のゴルフ場経営が厳しい状態である事を、様々な資料を開示しなが
ら、会員へ社の方針を伝えるべく語っている。
 そして裾野CCは大丈夫ですよ、と説明している。
 この様な文書自体がゴルフ場業界では珍しく、会員にとっては親しみやすかった様だ。

 エッセーは25編収められているが、1編の内容は400字詰め原稿用紙6枚〜7枚で有ろう
と思われる。
 文筆業では無いものの書き慣れていないと、又常に問題意識を持ってメモしていないと、
いざと成っても書けるものでは無い。
 これは著者の特異な経歴に、基因している様に思われた。

 通読し終わり拾い読みしていると、どうしても会員権の項目へ目が行ってしまう。やはり
裾野CCでも償還問題には苦しんでいた事が理解出来、著者は何度か (峠を越しました)、
(霧が晴れた) と語っている。

 しかしながら2004年4月に約156億円の負債を抱えて、民事再生法の適用を静岡地裁へ
自ら申請するも、その2ヶ月後に整理回収機構より会社更生法の適用を申請される事にな
る。

 会員から集めた預託金をもって造られたゴルフ場は、インフレ経済で右肩上がりで無け
れば、存立そのものが険しい事を、著者はエッセーを通じて暗に語りかけている様に思え
る。
 自然を愛し、樹木に対する造詣も深い著者では有ったが、端々にゴルフ場経営の苦しさ
が垣間見えて来る。
 多くのゴルフ場経営者の声を、代弁している様な一冊と言える。

× × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × ×

2015年7月21日現在品切れなるも重版未定。
☆ 株式会社 風濤社
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